不動産投資

シェアハウスは不動産投資としてアリか?

こんにちは!よっぴです。

本日は、シェアハウスは不動産投資としてアリか?について書いてみたいと思います。

シェアハウスと言えば良くも悪くも一時期いろいろと話題になりましたね。

僕はあまりテレビ観ないので詳しくないですがテレビ番組のドラマとかでシェアハウスが舞台のものが放映されてたり、テラハウスという番組とかの影響でブームになりました。

ちょうど僕もその当時、不動産仲介業の仕事をしていたので結構いろいろなデベロッパーがシェアハウスをわんさか作ってましたねー。

悪い意味でというのは、ちょうどこのブームに乗っかってあのかぼちゃの馬車シリーズが業界を席巻してたのです。

僕らが聞くとかぼちゃの馬車の投資スキームは端から計画倒産にしか聞こえませんでしたが、その後、スマートデイズ社がサブリースが継続不可能になって事実上、バンザイするニュースがテレビから流れてた時にそんなに驚きもしなかったのですがその問題の陰に潜んでいた不正融資問題の影響でその後、業界に激震が走り少なからず僕も影響を受けてしまったので、まさかまさかのかぼちゃの馬車からかよ!ってかんじでしたね。

あの一件でかなりシェアハウスはイメージ悪くなってしまったんじゃないでしょうか・・。

話が少し反れてしまいましたが、シェアハウスが不動産投資としてアリか?という問いに関しては、結論から言うと、なしです。〈僕の見解からはです〉

では以下、説明していきたいと思います。

目次
1. シェアハウスは不動産投資としてナシの理由
2. シェアハウスの今後の動向

1. シェアハウスは不動産投資としてナシの理由

これは、いくつかありますが、ひとつめ、銀行の融資が出づらい。

これは、買う時も苦労しますし、売る時も苦労するということです。

あのシェアハウスブームの時はスルガ銀行が主体で融資してました。

その他の銀行もごく少数だけ追随するように恐る恐る融資してるような感じでしたがカボチャ事件後は一斉に潮が引くようにどの銀行も手を引きましたね。

ですのでこの記事を書いている今ではどの銀行が融資するかも検討つかないレベルにまで狭き門になっていると思います。

また、シェアハウスは登記上の用途が寄宿舎とか簡易宿所という登記になっており、通常のアパートのような共同住宅ではないため、そういった点もより融資環境が厳しくなる要因となっています。

ふたつめは管理に手間がかかるからです。

シェアハウスというと共同キッチン、共同トイレ、共同風呂なんかが一般的です。

通常、アパートにしろマンションにしろ、各戸1世帯が普通なのでシャンプーやら石鹸やらは当たり前ですが自分で用意しますよね。

シェアハウスの場合ですとそのあたりを用意したり補充したりしなければならなかったりする場合があります。

入居者同士で仲良くやってよ、と言いたいところですが現実問題なかなかそうはいきません。

誰かが買ったシャンプーをお風呂に置きっぱなしにし、他の入居者がそのシャンプーを勝手に使おうもんなら揉め事に発展したりします。

かと言って、マイシャンプーやマイ石鹸をそれぞれが持つというのもなんか不便なので、結構管理会社がサービスの一環として定期的に清掃に入ったり、シャンプーや石鹸、トイレットペーパーの補充等行ったりしてます。

これは通常のアパート、マンションには必要のないサービスなのでその分管理コストがかかります。

競合のシェアハウスと差別化を図るために雑誌なんかも新しいものに入れ替えたりしたりしている業者もありました。

これらの点から、シェアハウスはその他の物件と比べて管理の手間やコストがかかるということです。

みっつめは入居者の入退去の頻度が高いという点です。

荷物も最低限の、極端な言い方をすれば家出みたいな人や、共同生活という刺激を求めて来る人、外人など、ちょっと変わり種が借りる可能性が高いので入居したとしても比較的早いサイクルで退去していきます。

これはそれぞれのライフスタイルにもろ影響受けるということです。

サイクルが早いということはそれだけ入居募集や原状回復の頻度も上がるので、修繕費や広告費の負担が一般のアパートとかに比べて多くなるということです。

よっつめは、入居者同士のトラブルの可能性が高いという点です。

やはり一つ屋根の下に赤の他人同士が集まって暮らすのですからいつもいつも穏やかなままというわけはありません。

色恋沙汰のトラブル、生活習慣の違いからのトラブル、シェアハウスならではの問題ですね。

そして結構厄介な問題は、シェアハウス内にボスができることです。

ボスができると新参者は非常に住み心地の悪い環境になるため、入居が決まってもすぐに出て行ってしまいます。

ボスからすれば人が少ない方がリビングでテレビも占領できますし安い賃料で幅利かせて悠々と暮らせるので人が少ない方が都合がよいのです。

この悪循環を断ち切るにはボスを退治しないといけないのでそれはもう厄介この上ないです。

その他にも、戸建てを無理やりシェアハウスに改造したような脱法シェアハウスなんかもありますが、これは無理やり間仕切りとか入れて部屋数増やしているので、窓がない部屋ができたりして、これが避難経路の確保の問題で消防法に引っかかったりしますので、この状態で万が一、火事でも起こり人が命を落とすようなことが起こればそれ大家の責任になります。

また、立地にもよりますがシェアハウスは満室になりにくいです。

このようにシェアハウス特有の様々な問題があるので、それだけのメリットがあるのかと言われるとそうでもないのでが現状です。

2.シェアハウスの今後

もともと日本人にシェアハウスのような生活形態が向いているのかと聞かれると疑問符が浮かびますが、それでも一定量のこういったニーズがあること、また、今後の日本経済を考慮するとこのようなシェアハウスのような1人あたりの賃料は低く、昔の下宿みたいなものや簡易宿所のようなワンデーペイのようなシステムのものは貧困ビジネスとしてますます需要が伸びるのではと個人的には考えています。

業界最大手が飛んでしまったので現在、市場に供給がほとんどない状況なのでそういう意味では需要と供給のバランスの均衡がいまは保たれているのではと考えます。

今後はそういった貧困ビジネスがさらに需要が増していくと思うので、シェアハウス自体のニーズは今後、まだ緩やかにですが増えていくのではないかと考えます。

以上、本日はシェアハウスは不動産投資としてアリか?について書いてみました。

ニーズは少しずつですが社会的に増していくと思いますが総合的な面では投資としては微妙かな、というのは個人的な感想です。

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