こんにちは!よっぴです。
今日は「区分マンションの最悪な投資例」というテーマについて書いてみたいと思います。
不動産投資が流行っている昨今、区分マンションは金額の面や、区分マンションに対する融資に対しては比較的、融資が出やすい銀行も増えているため、取り扱う業者も増加傾向にあります。
そういった意味で区分マンションから不動産投資を始める方もかなり増えてきています。
そんな中で、こういった物件だけは絶対に買ってはいけないという最悪の事例について書いてみたいと思います。
1. 区分マンションの最悪な投資例とは
2. 最悪な区分マンションを買ってしまった時の対処法
3. まとめ
1.区分マンションの最悪な投資例とは
結論から言いますと、所有していても負債にしかならない上に出口のない物件になります。
もっとかみ砕いて言いますと、持っていても毎月賃料が入ってきてもこなくても赤字になる上に売りたくても売れない物件、です。
賃料が入ってきても赤字ってひどいですよね。
まずまとめると、
2. 出口がない
1.は、主に以下のような理由が挙げられます。
(2) 家賃が取れない
さらに言うと、それぞれ以下のような理由が原因になります。
(1).の原因は、
b. 過剰な設備が付属している、使っている建材が非常に高価、構造上の問題
c. 管理会社が悪質
(2).の原因は、
2. の原因は、1.のような理由が原因になります。
こういったケースはどういう物件かと言いますと、主に以下の2つになります。
2. 地方でもさらに過疎なエリアのマンション
1. いわゆるリゾマンってやつです。
バブル期に全国に大量に建築され、施設内に温泉やらテニスコートやらレストランやらカラオケルームやらと過剰な設備が付設されていますが、買った人は買った時がモチベーションMAX。
週に1度は別荘で過ごそうと言っていたものの、週1が週2、月1となり10年も経ったころには年に1度も行かなくなるという・・。
しかし、がらがらのマンション内にも温泉は絶えず湧き出ており、過剰な設備の維持をするのに高額な管理費や修繕積立金は各区分所有者は負担し続けることになります。
下手したら毎月10万円近い管理費・修繕積立金がかかる物件もあります。
しかし、これを賃貸に出したとしても、リゾマンと言えど所詮は地方なので大した賃料も取れません。
故に、投資としてみた場合、賃貸がついていても毎月のキャッシュフローは赤字になるため、現代の負動産の代名詞とも言える存在となっています。
2. 地方でも県庁所在地や中核都市であればよいのですが、地方の中でも過疎なエリアになると、ファミリータイプのマンションでも賃料が4~5万円程度になります。
マンションの管理費・修繕積立金も、悪条件(総戸数が少ない、管理会社が悪徳)が重なると5万円以上かかるケースもあります。
こういった場合、買うより賃貸で借りた方が断然、得です。
持ち家か賃貸かの論争はこういった物件を引きあいに出していると思っているんですがあまりにも最悪な部類の物件なので論外と言ってよいと思います。
当然、リゾマンと同じで、維持費より賃料のほうが安ければ利用者は当然、借りるほうを選択しますので買い手が不在ということになります。
2.最悪な区分マンションを買ってしまった時の対処法
これについてはほぼないです。
実需(実際に自分で住む)の買い手を探すしかないのですが、普通に考えると物凄く狭いニーズになるのと、同じマンション内の所有者も同じ悩みを抱えているため、常に一定に売り物がある状態になります。
それらを吸収するだけの買いニーズがない限り、物件の流動性は停滞したままになるので、その間、毎月高い維持費を払い続けなければいけなくなり、それはもう金銭的にも精神的にも地獄です。
ですので、買った時の対処法というより、買わないように注意しましょう。
たまに仲介に入った仲介会社の説明が間違えていて、書類等には記載しているのにそれをよく確認せず、人の話を聞いただけで購入してしまう方とかもいます。
この場合、証拠がないので(むしろ書面に記載されているので)あとで騒いだところで不利になります。
ということで、怪しい物件は事前にきちんと確認しましょう。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
まさに負動産の代表格ともいえるパターンになりますが、まるでババ抜きのように一度、手元に入ってしまったら誰かがそれを引いてくれるまでお金が垂れ流しになってしまう悪条件付きのトランプゲームみたいになってしまうので、ババは引かないように最善の注意を払うことが大事だと思います。